MuseWorkの表データ分析がTableBenchのMethodology部門で1位に

売上表を見れば、今週の合計は分かります。会議で聞かれるのは、その先です。「先週との差は、どの店舗によるものか」「返品を差し引くとどうなるか」。数字を拾うだけでなく、比較の条件と根拠まで示す必要があります。
2026年10月8日時点のTableBench公式ランキングで、MuseWorkで使われている表データ分析機能 MUSE PULSE は、Methodology部門で1位、総合スコア 80.64 を記録しました。何が評価されたのか、普段のExcel業務に置き換えながら見ていきます。

TableBenchは何を評価するのか
TableBenchは、表の情報を使って質問に答える力を調べるベンチマークです。886件のテストケース、18種類の設問を事実確認、数値推論、データ分析、可視化の4領域で評価します。論文によると、設問を解くには平均6.26段階の推論が必要です。複数の情報をたどる問題が含まれています。
研究チームが重視したのは、実際の業務に近い問いの複雑さです。一つのセルを探すだけでなく、複数の数値を照合し、途中の計算を経て結論を出す問題も扱います。公式サイトには論文、テストデータ、評価用コードが公開され、ランキングはMethodology部門と大規模言語モデル部門に分かれています。MUSE PULSEの順位は前者です。2025年4月にはテストデータの見直しと一部の採点方法の更新も行われているため、現在の順位は公式サイトの現行ランキングで確認できます。
店舗別売上表を例に取ると、「全店舗で前年を上回った」という記述を確かめるのが事実確認。期間をそろえて増減率を出すのが数値推論です。目立つ変化を読み取り、比較しやすいグラフにするところまでが評価対象に入ります。採点方法も領域によって異なり、事実確認と数値推論は答えの一致を確認します。データ分析は要因の特定、傾向予測、文章での説明など設問ごとに指標が変わり、グラフは初回の生成結果で評価されます。だからこそ、総合スコアだけでなく内訳も見ておきたいところです。
4領域のスコアから分かること
| 領域 | MUSE PULSEのスコア | 仕事での問い |
|---|---|---|
| 事実確認 | 91.67 | 報告の記述は元の表と一致するか |
| 数値推論 | 93.70 | 条件をそろえると増減率はいくつか |
| データ分析 | 74.04 | どの変化を会議で取り上げるべきか |
| 可視化 | 88.0 | 比較が伝わるグラフを作れるか |
| 総合 | 80.64 | Methodology部門の公表スコア |
事実確認と計算のスコアが高いのは、数字の根拠が欠かせない報告づくりにとって心強い結果です。データ分析は4領域の中で最も低く、改善すべき点も見えます。ランキングには人間の参考スコア 85.91 も掲載されています。今回の1位は、TableBenchのMethodology部門における表への質問応答の評価です。
手元の売上表で、こう質問してみる
週、店舗、商品群、売上、返品の列がある表を使うなら、比較条件と報告先まで一緒に伝えてみてください。
「直近の確定した2週間を比較し、返品を差し引いた売上の変化を店舗別・商品群別に整理してください。全体の差に最も影響した項目と、使用した数値・計算方法を示し、店長会議向けに要点を3つにまとめてください。必要なら比較しやすいグラフも提案してください。」
期間、指標、集計の切り口、計算条件、報告先が決まっていると、「分析して」とだけ頼むより、結果を確かめやすくなります。元データと集計範囲を確認した後は、会議向けに説明を短くしたり、次に確かめるべき点を整理したりできます。
MuseWorkは、手元の資料を使って確認できる成果を作り、次の仕事にもつなげていく AIワークパートナー です。
いま確認したい表があるなら、MuseWorkで分析を始める。次の会議で答えたい質問を一つ、入力してみてください。
パソコン上のファイルを使う場合
パソコン上のファイルを使うなら、MuseWorkのデスクトップ版をダウンロード。macOS、Windows、Linuxに対応しています。許可したファイルを作業に使えますし、まずはWeb版から始めることもできます。
